CAFIS 【Credit And Finance Information Switching system】
概要
CAFIS(Credit And Finance Information Switching system)とは、NTTデータが運用する国内最大のカード決済ネットワーク。カード会社や金融機関、加盟店などを通信回線で結び、与信や決済に関する情報をやり取りすることができる。店頭に設置された信用照会端末(CAT:Credit Authorization Terminal)などから通信回線を通じて接続を受け付け、目的の金融機関などの加盟企業のコンピュータシステムへ取り次ぐ。クレジットカードやデビットカード、ポイントカード、電子マネー、QRコード決済などに対応している。
消費者が加盟店の店頭で支払いを行う際に、カードの有効性や限度額などを照会したり、決済情報の送信を行なうことができる。ATM(現金自動預払機)などによるキャッシング、ECサイトの決済、コンビニなどでの料金収納代行などにも利用されている。
国内のほぼすべてのカード会社や金融機関、海外の主要なカード会社や金融機関に結ばれており、加盟店はCAFISに接続するだけで加盟・契約する機関の決済サービスをすべて利用することができる。金融機関側でも各加盟店などに向けて独自に接続網などを構築することなく、CAFIS経由で加盟店へのサービスを提供することができる。
1984年に当時の日本電信電話公社データ通信本部が開始し、1988年にNTTデータ通信に引き継がれ今日に至る。国内で同種のサービスを提供する他社事業としては、JCBグループが展開する「CARDNET」などがある。
(2023.9.4更新)