Amazon EFS 【Amazon Elastic File System】

概要

Amazon EFS(Amazon Elastic File System)とは、米アマゾンドットコム(Amazon.com)社のクラウドサービスAmazon Web Services」(AWS)のサービス品目一つで、NFS(Network File System)によるファイルシステムクラウド上で利用できるようにするもの。

NFSLinuxなどのUNIX系OSで標準的に用いられる分散ファイルシステムファイル共有システム)で、ネットワーク上の他のコンピュータストレージを自システムファイルシステムの一部としてマウントし、ファイルディレクトリの作成やの読み書きをなうことができる。

Amazon EFSはAWSクラウドシステム上にファイルシステムを用意し、Amazon EC2などで立ち上げたシステムからアクセスできるようにするサービスで、ローカル環境と変わらない仕様のファイルシステムクラウド上で作成・運用することができる。

契約者はEC2などで利用するプログラムデータを自由に格納することができ、複数のEC2インスタンスなどで一つのファイルシステムを共有することもできる。フルマネージド型のサービスであるため、利用者側で手配や管理をう必要はない。

価格は容量に応じた月額料金で、1GB単位で追加あるいは縮小できる。「標準ストレージ」(1GB・1か月あたり0.3米ドル)と「低頻度アクセスストレージ」(同0.025米ドル)が用意されており、後者はデータ転送量に応じて別途課金(1GB転送ごとに0.01米ドル)される。直近必要なファイルを標準ストレージに格納し、すぐには不要だが長期的に保存したいファイルを低頻度ストレージに移動するという利用法が一般的である。

(2022.3.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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