2.1chステレオ 【2.1チャンネル】

概要

2.1chステレオ(2.1チャンネル)とは、音声の出力システムの構成の一つで、左右の2つのスピーカーを用いるステレオ構成に重低音用のサブウーファースピーカーを追加したもの。

聴取者の左と右に配置される通常のスピーカーにサブウーファー(通常は正面に設置)を加えた3台で音声を出力する。サブウーファーは重低音の出力に特化しているため、「0.1チャンネル」分としてカウントされている。

空間的な広がりは左右2台のステレオと同じであり、様々な方向から取り巻くように音が聞こえるサラウンド的な効果はないが、ウーファーにより低音をしっかり出力できるため単純なステレオより迫力や厚みのある音声を楽しむことができる。

6台のスピーカーを用いる5.1chサラウンドや8台を用いる7.1chサラウンドに比べ、低価格でコンパクトな機器構成で手軽に音響環境を向上できることから、廉価なホームシアターシステムや音楽鑑賞向けのオーディオ製品などに採用されることがある。

(2022.7.28更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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