スピンドル 【spindle】

概要

スピンドル(spindle)とは、軸、回転軸、紡錘などの意味を持つ英単語。ITの分野では、円盤(ディスク)状の記憶媒体を固定する中心軸から派生した意味で用いられることが多い。

ディスクドライブ

ハードディスクドライブCDドライブDVDドライブのように、ディスク型の記憶媒体を高速回転させてデータの読み書きを記憶装置の回転軸のことをスピンドルという。転じて、こうした記憶装置の総称を俗にスピンドルという。

ノートパソコン内蔵ストレージの台数を数える単位として用いられることが多い概念で、ハードディスクのみの場合は「1スピンドル」、加えて光学ドライブを内蔵している場合は「2スピンドル」となる。かつてはこれにフロッピーディスクドライブFDD)やMOドライブを加えた「3スピンドル」のパソコンもあった。現在ではハードディスクの代わりにSSDを内蔵し、光学ドライブも持たない「0スピンドル」のモデルも珍しくなくなっている。

光学ディスクのパッケージ

CD-RDVD-RBD-REなど光学ディスクの販売パッケージの一つで、ディスク大の円形の土台と軸からなり、軸にディスクの中心の穴を通し、数十枚のメディアを積み重ねた形状のものをスピンドルと呼ぶ。

軸のみをスピンドルと呼び、パッケージ全体を「スピンドルパッケージ」「スピンドルケース」などと呼ぶ場合もある。ディスクを数十枚単位で販売・保管する場合に用いられるパッケージ形状で、ディスクを一枚ずつプラスチックケースに収めたパッケージに比べコンパクトで安価である。

(2019.8.5更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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