eスポーツ 【esports】 electronic sports / エレクトロニックスポーツ
概要
eスポーツ(esports)とは、運動競技のようにビデオゲームを用いて一定のルールの元で対戦や競争を行う競技のこと。広義には、電子機器を主たる用具として使用する(運動等を含む)競技全般を指す。ビデオゲーム(テレビゲーム/コンピュータゲーム/電子ゲーム)でプレイヤーが対戦・競争することを運動や格闘技などと同じスポーツ競技の一種とみなした概念である。特に、単にゲーム(内のルール)で遊ぶだけではなく、得点や勝敗などについての基準やプレイ時に守るべきレギュレーション(規則)などを定め、参加者が同じ条件で腕前を競い合うような競技を指すことが多い。
日本ではまだあまり馴染みがないが、世界ではスポンサー企業による高額賞金を懸けた大会なども開催され、コンサート会場のように多数の観客を集め、ネット中継やテレビ放送で多くの視聴者にその模様が配信されている。eスポーツ競技出場を職業とするプロeスポーツ選手(プロゲーマー)も現れ、伝統的なプロスポーツに劣らない賞金総額を得るスター選手も生まれている。
プロ大会などで人気の高いゲームジャンルは対戦格闘ゲームやFPS(一人称シューティング)、TPS(三人称シューティング)、RTS(リアルタイムストラテジー)、MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)などで、サッカーゲームやレースゲームのように他のスポーツジャンルをビデオゲーム化した作品を用いる場合もある。
大会では競技に用いる特定のゲームタイトルが指定され、公平を期すためコンピュータ本体(パソコンや家庭用ゲーム機、アーケードゲーム機など)やディスプレイ装置などは全参加者同じものを開催側が用意するのが一般的である。コントローラーやキーボード、マウス、ヘッドセットといった操作に直接関わる入出力装置は、他のスポーツの用具のように一定の基準の範囲内で競技者が自前のものを持ち込んで使用することが多い。
(2019.2.18更新)