イヤホンマイク 【earphone with microphone】 イヤフォンマイク

概要

イヤホンマイク(earphone with microphone)とは、イヤホンとマイクが一体になった音声入出力装置のこと。手ぶらで聴取と発話ができるため、自動車を運転しながら携帯電話で通話するといった用途に用いられる。

両耳のイヤホンを結ぶコードの首元付近に小さなマイクがついており、イヤホンで音を聞きながらマイクで声を捕らえることができる。そのまま下に向かってコードが伸び、電子機器のイヤホンマイク用端子にプラグを差し込んで接続する有線タイプと、コードが途中で終わっていてBluetoothなどで機器と無線接続する「ワイヤレスイヤホンマイク」がある。

有線タイプの場合、イヤホンとマイクの両方の機能を兼ねた4極タイプのプラグジャックに挿入する場合と、分岐器を用いてイヤホン用とマイク用のプラグを分離し、それぞれのジャックに挿入する方式がある。

ヘッドセット (headset)

ヘッドホンとマイクが一体になった音声入出力装置のこと。手で作業や操作をしながら聴取と発話ができ、コールセンターオペレーターや航空機パイロットが使用している例が有名。

構造や機能はイヤホンマイクとまったく同じで、ヘッドホンの一方のイヤーパッド付近から口元に向かってアームが伸び、先端にマイクが取り付けられている。イヤホンマイク同様、コードジャックに差し込む有線タイプとBluetoothなどを用いる無線接続タイプがある。

イヤホンマイクより大きくヘッドバンドとイヤーパッドで頭部と耳にしっかりと固定でき、音質や遮音性、マイク性能などは勝るが、価格や携帯性は劣る。施設内や乗り物の操縦席などで業務用に用いられることが多いが、ビデオチャットやオンラインゲームなどのために個人用に利用することも増えている。

(2018.9.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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