Windows Autopilot

概要

Windows Autopilotとは、米マイクロソフト(Microsoft)社が提供している企業向けのWindows自動設定・管理ツールPCの初回起動時に資格情報を入力するだけで環境整備が自動的にわれるようにすることができる。

企業はWindows Autopilotの利用の契約を結んで社用PCで必要な設定やアプリケーションなどを登録する。従業員に新たにPCを購入する際、Autopilotに対応したメーカーや販売事業者に発注するとAutopilot設定済みの状態で配送される。

PCが届いたら開梱して起動し、インターネットに接続して案内に従って社内システムアカウントを用いてログインすると、自動的に設定作業が開始される。システム設定やアプリケーション導入、社内のActive Directoryへの参加などが自動的にわれ、すぐに利用できる状態になる。

PC側での作業はシステム管理者でなくても従業員本人がうことができるほど簡単で、リモートワークのために社用PCを自宅に届けるといった場合でもすぐに使用可能な状態に手配することが可能である。

利用を開始したPCMicrosoft Intuneなどを用いてクラウド経由で管理者が遠隔から管理することができ、紛失時や退職などによる返却時にも初期化データ消去などを簡単な操作で即時に実施することができ、他の従業員用に再セットアップすることも容易である。PC側のOSWindows 10以降に対応し、管理側ではAzure AD契約やIntuneの導入が必要となる。

(2022.7.6更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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