読み方 : エムイーエス / メス
MES【Manufacturing Execution System】製造実行システム
概要

生産計画に基づいて作業のスケジュールを組み立てたり、作業者へ指示を出したり、作業手順に関する情報を提供するのが主な役割で、設備や原材料、仕掛品などの数量や状態などもリアルタイムに把握することができる。
大きな役割としてトレーサビリティの確保があり、原材料や部品のロット番号から製造日時、検査結果、使用した設備など、製造工程の様々なデータを紐付けて記録する。万が一製品に不具合が発生した際も、この記録を遡ることで原因の特定や影響範囲の調査を迅速に行えるようになる。
オフィスでパソコンなどから利用する一般的な情報システムとは利用環境が大きく異なるため、製造現場などで作業に支障を来たさないよう、タッチパネルやハンディターミナル、バーコードリーダー、ICタグなどの機器・装置がよく使われるのも特徴的である。
業界団体のMESA International(Manufacturing Enterprise Solutions Association)では、MESの標準モデルとして「MESAモデル」を策定しており、作業スケジューリング、資源配分・監視、製造指示など11の機能区分を定義している。