読み方 : エーディーエフ

ADF【Automatic Document Feeder】オートドキュメントフィーダ/自動原稿送り装置

ADFとは?

コピー機やファクシミリイメージスキャナプリンタ複合機などに搭載される自動給紙機構。複数枚の原稿をトレイにセットするだけで一枚ずつ自動的に搬送し、連続して読み取りや複写を行える装置である。利用者が原稿を手で差し替える手間を省き、大量の文書を効率よく処理できる。
ADFのイメージ画像

フラットベッド型の原稿読み取り台は、ガラス面に原稿を1枚ずつ置いて読み取る操作を枚数分だけ繰り返す必要がある。ADFを使うと、積み重ねた原稿を内部のローラー機構が順番に引き込み、読み取り部を通過させて排紙トレイへ送り出す動作を自動で繰り返す。

原稿の両面を処理する方式には、一度読み取った紙を内部で反転させて裏面を再度通過させるタイプと、表裏を同時に読み取るタイプがある。同時読み取り方式は搬送回数が少ないため、処理時間の短縮や紙詰まりの低減につながる。両面読み取りに対応していない機種では、片面のみ順次処理する。

対応できる用紙サイズや紙厚は機種によって異なり、名刺サイズのような小型原稿からA3判まで扱える製品もある。読み取り速度は毎分のページ数で示されることが多く、業務用の高速機では1分間に百枚以上を処理できるものもある。用紙の重なりを検知するセンサーや、サイズが混在した原稿を自動判別する機能を備えた機種も存在する。

利用にあたっては原稿の状態に注意が必要である。折れ曲がりやシワのある紙、ホチキスやクリップで留められた書類をそのまま投入すると搬送不良や機構の破損につながる。極端に薄い紙や光沢紙も正常に送れない場合がある。こうした原稿は通常の読み取り台で個別に読み取るのが一般的である。

近年の複合機やドキュメントスキャナでは、読み取った画像をPDFなどの形式で保存してネットワーク経由で共有する機能と組み合わせ、連続的に原稿をデジタル化できる機種もある。光学文字認識(OCR)技術と連携させることで、スキャンした一連の文書をテキスト検索可能なデータとして保管・管理することもできる。

他の辞典等による「ADF」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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