フォームオーバーレイ

概要

フォームオーバーレイとは、印刷機能の一つで、帳票の枠線などの定型部分をシステムに登録しておき、実際の内容をその都度重ね合わせて印刷するもの。業務用の印刷システムなどに用意されている。

文書の見出しや枠線、罫線、表、項目名といった記入様式(フォーム)に相当する部分をあらかじめ作成しておき、記入内容に相当する原稿を与えるとシステム側で自動的に重ね合わせて印刷してくれる機能である。

伝票のように同じ様式で毎回異なる内容の印刷物を作成する必要がある場合、書類を作成するたびに雛形に内容を入力する手間がかかるが、フォームオーバーレイに対応したシステムでは雛形と内容の重ね合わせを印刷時に自動的になってくれる。書類の作成や印刷にかかる手間や時間を削減でき、窓口業務などでよく用いられる。

(2024.5.23更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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