JPNIC 【Japan Network Information Center】 日本ネットワークインフォメーションセンター
概要
JPNIC(Japan Network Information Center)とは、日本国内でIPアドレスなどインターネット上の識別子の登録や割り当てを行う一般社団法人。国際的なインターネット調整組織ICANNにおける日本の代表機関。インターネット上で国際的に一意の識別子として用いられるグローバルIPアドレスやAS番号が重複しないよう、接続を希望する事業者などに割り当てを行っている。
アジア太平洋地域のインターネット資源管理を行うAPNIC(アジア太平洋ネットワークインフォメーションセンター)の加盟機関であり、同センターの運営の一部も引き受けている。
資源の割り当て業務の他にも、国内のインターネット事業者と連携してネットワーク運用の調整や方針策定を行ったり、インターネットに関する調査や研究、啓蒙や教育活動を行い、日本のインターネットの普及・発展と円滑な運営を支えている。
歴史
1991年12月に前身のJNICが発足し、1993年4月にJPNIC(任意団体)へ移行、1997年3月に社団法人となった。2006年の非営利法人制度改正により一般社団法人に移行した。
当初は、日本を表すJPドメイン名(.jpで終わるドメイン名)の割り当てやDNSの管理・運営も行っていたが、JPドメイン運営業務は、自ら出資して設立したJPRS(株式会社日本レジストリサービス)に2000年から2002年にかけて段階的に移管された。
ただし、現在でも、ドメイン名紛争処理方針の策定や、国際化ドメイン名に関する調査・研究と標準化の推進はJPNICが担当している。
(2019.12.6更新)