Acrobat Reader 【アクロバットリーダー】 Adobe Reader / アドビリーダー

概要

Acrobat Reader(アクロバットリーダー)とは、米アドビ(Adobe)社が開発・配布している、PDF形式の文書ファイルを閲覧するためのソフトウェアWindows版、macOS(Mac OS X)版、iOS(iPhone/iPad)版、Android版があり、同社のWebサイトから無償で入手・導入することができる。

PDFPortable Document Format)は同社が開発した文書ファイルの形式の一つで、閲覧側のソフトウェア環境の違いに影響されずどこでも同じように表示・印刷できるのが大きな特徴。コンピュータで作成した文書の配布形式として広く普及している。

Acrobat Readerは同社によるPDF閲覧・印刷のためのソフトウェアで、単体のソフトウェアとしてOS上で起動することができるほか、Webブラウザなど他のアプリケーションソフトプラグイン(追加機能)として埋め込み表示することができる場合もある。

同社ではPDF文書の作成・編集用のソフトウェアとして「Adobe Acrobat」を開発・販売しており、Acrobat Readerは閲覧のみ機能を限定した無償版という位置付けとなっている。一時期「Adobe Reader」に改名された時期もあったが、現在では再び「Acrobat Reader」に戻されている。また、2015年からはAdobe Document Cloud(Adobe DC)製品群の一環として「Acrobat Reader DC」が正式名称となっているが、現在でも慣用的にAcrobat Readerと呼ばれることが多い。

(2018.8.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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