ポートレートモード 【portrait mode】

概要

ポートレートモード(portrait mode)とは、長方形の写真や文書、用紙、画面などの向きを表す用語の一つで、縦向きのこと。縦長、縦置きとも言う。

内容の上下に対して、上下(垂直)方向が長辺に、左右(水平)方向が短辺になる向きのことを意味する。“portrait” とは「肖像(画)」という意味で、長方形のキャンバスに肖像画を描くときは通常は縦置きにすることからこのように呼ばれる。

一方、長辺が左右(水平)方向となる横向き(横置き、横長)のことは「ランドスケープモード」(あるいは単に「ランドスケープ」)と呼ばれる。“landscape” は「風景(画)」という意味で、風景画はキャンバスを横向きに使うためこのように呼ばれる。

カメラのポートレートモード

デジタルカメラスマートフォンなどのカメラ機能の動作モードとしてポートレートモードという場合には、人物撮影に適した設定のことを指す。

具体的にどのような特性を指すかはメーカーにより異なるが、手前にいる人物を際立たせて強調するために、通常よりも被写界深度が浅く(ピントの合う範囲が狭く)、奥の背景が強くボケる撮影モードを指すことが多い。そのような効果を得るため、撮影後にわざと背景部分をぼかす画像処理(ポートレート加工)をう機種やアプリもある。

(2020.11.30更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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