インクリボン 【ink ribbon】 インクフィルム

概要

インクリボン(ink ribbon)とは、プリンタファクシミリ(FAX)、タイプライターなどの印字・印刷機構で用いる、インクを塗布した長い帯状のフィルムや繊維などのこと。また、これを巻きつけたロール状の部品や、これを収納したカートリッジ状の部品。

インクリボンを用いる印字・印刷機構では、リボンを少しずつ繰り出して紙にあてがい、印刷したい形状に合わせて印字ヘッドで叩きつけたり(インパクトプリンタなど)、押し当てて加熱したり(熱転写プリンタなど)して、表面のインクを紙に転写する。

印字するごとに少しずつリボンを繰り出して未使用の部分をあてがい、端まで使い切ると新しいロールやカートリッジに交換する。印字方式によっては全体がひねったループ状(メビウスの輪)になっており、表面を使い切ると裏面、さらに裏返って表面の下側、裏面の下側と同じ箇所を4回使うものもある。

(2024.1.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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