ポップアップブロック【pop-up blocking】
ポップアップブロックとは?

初期のWebサイトでは、閲覧中のページとは別に小さなウィンドウを開いて広告や通知を表示する手法が広く用いられた。これらは画面を覆ったり連続して表示されたりすることがあり、操作の妨げとなるだけでなく、意図しないページへの誘導や不審なダウンロードのきっかけになる場合もあった。
このため、ブラウザ側で自動的に生成されるウィンドウを検知し、表示を抑止する仕組みが導入された。利用者がリンクをクリックした場合など、明確な操作に伴う新規ウィンドウは許可し、それ以外のスクリプトなどによる生成を制限する方式が一般的である。
多くのブラウザでは既定で有効になっており、ブロックされた場合はアドレスバー付近に「ポップアップをブロックしました」等の通知が表示される。利用者は必要に応じてそのサイトだけ許可したり、機能自体を無効化したりできる。オンラインバンキングの認証画面やファイルのプレビューなど、正規の用途でもポップアップが使われることがあるためである。
近年では、広告などに関してはポップアップブロックが行われることを前提に、同一画面内に重なって表示されるオーバーレイ表示などへと移行している。単純なウィンドウの遮断だけでは画面を覆い隠す表示方式を防ぎきれない事例も増えてきた。しかし、フィッシング詐欺サイトへの誘導や不正なソフトウェアのダウンロードなどを未然に防ぐというセキュリティ上の観点から、この機能は現在も標準的な保護手段として機能している。