カゴ落ち 【shopping cart abandonment】
概要
カゴ落ち(shopping cart abandonment)とは、オンラインショップなどで、訪問者がショッピングカートに購入したい商品を選択したにも関わらず、最終的に購入に至らずに去ってしまうこと。物品の販売などを行うオンラインショップ(ECサイト)では、利用者が複数の買い物を一度の決済で買えるように、購入する商品を一時的に登録しておく「ショッピングカート」(買い物カゴ)の仕組みが提供されることが多い。
カゴ落ちとは、利用者がカートに登録した商品を購入しないままショップを去ってしまう現象である。原因はいくつかあるが、購入手続きが面倒だったり、手続き画面の構成が分かりにくかったり、希望する決済手段が用意されていなかったりといった要因であることが多い。
通常、商品のカートへの登録は購入への強い意志を表すため、カゴ落ちして離脱してしまうのは大きな機会損失となる。カゴ落ちの発生率(カゴ落ち率)を継続的に監視し、顧客の行動履歴の解析などを通じて購入プロセスの改善を行なうことが重要である。
(2024.6.17更新)