カゴ落ち 【shopping cart abandonment】

概要

カゴ落ち(shopping cart abandonment)とは、オンラインショップなどで、訪問者ショッピングカートに購入したい商品を選択したにも関わらず、最終的に購入に至らずに去ってしまうこと。

物品の販売などをオンラインショップECサイト)では、利用者が複数の買い物を一度の決済で買えるように、購入する商品を一時的に登録しておく「ショッピングカート」(買い物カゴ)の仕組みが提供されることが多い。

カゴ落ちとは、利用者がカートに登録した商品を購入しないままショップを去ってしまう現象である。原因はいくつかあるが、購入手続きが面倒だったり、手続き画面の構成が分かりにくかったり、希望する決済手段が用意されていなかったりといった要因であることが多い。

通常、商品のカートへの登録は購入への強い意志を表すため、カゴ落ちして離脱してしまうのは大きな機会損失となる。カゴ落ちの発生率(カゴ落ち率)を継続的に監視し、顧客の行動履歴の解析などを通じて購入プロセスの改善をなうことが重要である。

(2024.6.17更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる