オンラインマーク 【online mark】

概要

オンラインマーク(online mark)とは、一定の基準を満たした信頼できるオンラインショッピングサイト事業者に対して、日本商工会議所と日本通信販売協会(JADMA)が発行していた認定証。2000年に開始され、2019年に廃止された。

認定の基準は、ショッピングサイト事業者が実在すること、およびショッピングサイトの内容が通信販売に関する法律に則っていること、誇大表現を含まないこととなっている。事業者が実在しない架空のショッピングサイトで代金を騙し取られるといった事件や、商品購入の際のトラブルが増えている状況に対処するために設けられた制度である。

オンラインマークは、認定を受けたショッピングサイト内に画像として貼り付けられ、表示される。画像にはリンクが設定されており、日本商工会議所のWebサイトで当該サイトの事業者名、認証番号などの情報を確認することができる。

オンラインマークの画像をコピーし、認定を受けていないサイトに不正に貼り付けて認定を受けたように見せかけることを防ぐために、画像には認定を受けたサイトURLデジタル署名などが電子透かし技術によって埋め込まれている。Webブラウザ上で画像内の電子透かしを自動的に読み取り、正しく認定を受けていることを認証するプラグインも配布された。

(2022.7.8更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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