LINE
中核の機能はいわゆるインスタントメッセンジャーで、利用者間で短い文字や絵文字によるメッセージ、「スタンプ」と呼ばれる画像の送受信ができる。会話(トーク)画面の左側に自分、右側に相手のアイコンが現れ、そこから伸びる吹き出しに発言内容が表示される。
3人以上のグループトークや、音声通話、ビデオ通話、画像・動画・文書などの共有、日記などを公開できるタイムライン、ニュース配信、電子決済(LINE Pay/LINEポイント)などの付加機能も提供される。
同社の配布するアプリケーションソフトはスマートフォン・タブレット端末(Android/iOS)やパソコン(Windows/macOS)などに対応しており、導入や利用者登録、基本機能の利用は無料。スタンプ購入や一部の付加サービスの利用に料金がかかる。
知り合いの利用者を「友だち」としてリストに登録して素早く会話を始めることができる。利用者の識別には電話番号を利用しており、スマートフォンに保存された電話帳データを送信すると、一致する利用者を友だち候補として紹介してくれる。
2011年に当時のNHN Japan社によってサービスが開始され、携帯電話対応のメッセンジャーサービスとしては後発の部類に入るが、友人に紹介されたその場で端末にダウンロード(Wi-FiやPC接続不要)して使い始められる敷居の低さや、端末の電話帳を使ってすぐに知人を探し出せる手軽さなどが受け利用者が急増した。
日本では2019年時点で約8,000万人と国内最大のメッセンジャーサービスとなっている。世界全体では数億人のユーザーがおり、台湾、タイ、インドネシアなどで人気が高い。
(2019.8.30更新)