CAE 【Computer Aided Engineering】

概要

CAE(Computer Aided Engineering)とは、工業製品の設計や構造の解析、机上の試験などにコンピュータシステムを導入して効率的にうこと。また、そのような工程を支援するソフトウェアシステム(CAEツール、CAEシステム)を指すこともある。

従来の工業製品の設計開発では、部品や製品全体の図面を作成したあと、性能や強度などを確かめたり、各部の構造や動作、機能などが正しく実装されているか確認するために試作と物理的な実験や計測をい、結果を図面に反映させるという過程を繰り返していた。

CAEではCADなどで電子データとして作成された設計図面を取り込んでコンピュータ上で製品のモデルを再現し、有限要素法や境界要素法などによる構造や動作の分析や解析、様々な状況を模したシミュレーションなどをうことで迅速に試験や修正を繰り返すことができる。

対象や試験の種類によって、構造解析、機構解析、音響解析、流体解析、電磁場解析、光学解析など多種多様なCAEツール開発されており、各企業は開発する製品に合ったものを選択して導入する。

(2018.11.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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