BSA 【The Software Alliance】

概要

BSA(The Software Alliance)とは、ソフトウェア製品の権利保護活動をう、大手ソフトウェアメーカーなどによる業界団体。本部は米ワシントンD.C.に置かれ、世界80か国以上で活動している。日本では1992年から活動している。

主な活動は加盟各社のソフトウェア製品の著作権保護の支援や、ソフトウェア著作権についての啓発や政策提言である。組織内やインターネット上などでわれる違法コピーの通報窓口として匿名で告発を受け付け、加盟企業へ情報提供する活動で広く知られている。

特に力を入れているのは企業などの組織内でのソフトウェア製品の「使い回し」型の違法コピーの摘発で、事情を知る従業員や関係者が所属先に知られることなく通報できる窓口を設け、通報者には一定の適用条件の元に報奨金を提供している。一部の加盟社製品については報奨金の対象外としている。

1988年に「Business Software Alliance」(ビジネス・ソフトウェアアライアンス)として設立され、米マイクロソフトMicrosoft)社、米アップルApple)社、米アドビAdobe)社、米IBM社など世界的なソフトウェア大手も加盟している。2012年に「The Software Alliance」に改称したが、すでに定着していた略称の「BSA」はそのままとなっている。

(2024.9.1更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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