読み方 : くみもじ
組文字【組み文字】
組文字とは?
印刷物の組版で用いられるテクニックで、一行に小さな文字を2行以上に渡って配置するもの。転じて、文字コード規格に規定されている、単語を一文字にまとめた特殊な文字のこと。

組版における組文字の基本的な使い方は、周囲の本文より小さなサイズの文字を縦横に組み合わせて一文字分の領域に配置するというものである。一般的には、本文の1/4倍角サイズの文字を使い、本来一文字分のスペースに2文字から4文字を収める。
表や注釈など、限られたスペースに多くの情報を詰め込む必要がある場合に活用される手法で、複数文字分のスペースを使えば5文字以上の語句を組文字として配置することもできる。新聞や法律文書、帳票など、情報密度が高い印刷物で特に多く用いられてきた。
コンピュータ上の組文字
デジタル文書においても組文字の概念は引き継がれている。Microsoft WordやAdobe InDesignなどの文書編集ソフトやDTPソフトには、任意の文字列を組文字化する機能が搭載されており、ルビや圏点と並ぶ日本語の組版に特有の表現手段として知られる。また、文字コードに独自の文字を追加できる「外字」機能を持つシステムでは、自作の組文字を定義して使用することもできる。
文字コードに収録された組文字は様々な単位のカナ表記が多く、JIS漢字コード(JIS X 0213)に定義された組文字としては「㌍」「㌢」「㍉」「㌔」「㍍」「㌘」などがある。「㌀」「㌅」「㍿」などはShift JISの米アップル(Apple)社独自拡張に収録されている。これらはいずれもUnicodeに収録されており、Unicodeでは従来の日本語文字コードに無い「㌁」「㌂」「㌠」なども追加されている。