ルートノード 【root node】 根ノード

概要

ルートノード(root node)とは、木のように枝分かれするデータ構造である木構造(ツリー)を構成する要素(ノード)のうち、最上位に位置するノードのこと。最初に作られるノードで、木の中で唯一親ノードを持たない。

木構造とは一つの要素(ノード)が複数の子ノードを持ち、子ノードが複数の孫ノードを持ち…、という具合に階層が深くなるほど枝分かれしていくデータ構造で、これを根から幹や枝が伸びて分かれていき葉に至る木の形になぞらえている。

木の根本となる、最初に存在するノードがルートノードで、一つの木には必ず一つのルートノードがあり、二つ以上のノードが根となることはない。木構造を図示する際には木を逆さまにしたように根を一番上に置き、下に向かって枝分かれするように描くため、実際の木の根は最も下にあるが、ルートノードは木構造の「頂点」「最上位」と形容される。

木を構成するすべてのノードは、自分の親ノード親ノードの…と上位に枝をたどっていくと最終的にはルートノードに到達する。逆に、ルートノードから子ノード子ノードの…と下位に向かってたどっていけば、すべてのノードに到達することができ、各ノードへの経路一意に定まる。ルートノードとは逆に、木の末端にあり子ノードを持たないノードのことを「リーフノード」(leaf node)「葉ノード」という。

(2023.5.24更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる