ルートノード 【root node】 根ノード
概要
ルートノード(root node)とは、木のように枝分かれするデータ構造である木構造(ツリー)を構成する要素(ノード)のうち、最上位に位置するノードのこと。最初に作られるノードで、木の中で唯一、親ノードを持たない。木構造とは一つの要素(ノード)が複数の子ノードを持ち、子ノードが複数の孫ノードを持ち…、という具合に階層が深くなるほど枝分かれしていくデータ構造で、これを根から幹や枝が伸びて分かれていき葉に至る木の形になぞらえている。
木の根本となる、最初に存在するノードがルートノードで、一つの木には必ず一つのルートノードがあり、二つ以上のノードが根となることはない。木構造を図示する際には木を逆さまにしたように根を一番上に置き、下に向かって枝分かれするように描くため、実際の木の根は最も下にあるが、ルートノードは木構造の「頂点」「最上位」と形容される。
木を構成するすべてのノードは、自分の親ノードの親ノードの…と上位に枝をたどっていくと最終的にはルートノードに到達する。逆に、ルートノードから子ノードの子ノードの…と下位に向かってたどっていけば、すべてのノードに到達することができ、各ノードへの経路は一意に定まる。ルートノードとは逆に、木の末端にあり子ノードを持たないノードのことを「リーフノード」(leaf node)「葉ノード」という。
(2023.5.24更新)