和文フォント 【Japanese fonts】 日本語フォント

概要

和文フォント(Japanese fonts)とは、漢字やひらがな、カタカナなど日本語文字を収録したフォント。多くのフォントは英数字や記号など日本語文字以外の一般的な文字も同時に収録している。

日本語環境で一般的に必要となる文字群を収録したフォントで、一般的にはASCIIコードに規定される半角英数字JIS漢字コードに規定される全角文字を収録しているが、Unicodeなどを参照して他の言語の文字や記号を収録したものや、ひらがなのみ、日本語文字のみなど収録範囲を限定したものもある。

手書き文字や活版印刷で用いられてきた様々な書体フォントが制作されている。ゴシック体明朝体は豊富なバリエーションが用意されているが、他に楷書体行書体隷書体教科書体ポップ体などもよく用いられる。こうした既存の書体の枠に収まらない特徴的な創作フォントは「デザイン書体」と総称される。

古くから印刷物のデザインなどのために、モリサワや写研、モトヤ、イワタ、フォントワークス、タイプバンク、ダイナフォント、SCREENなどの国内企業が制作した商用フォント製品が販売されているが、個人制作を中心に無償で配布されているフォントもある。

(2023.11.29更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる