ボールド 【bold】 ボールド体
見出しや強調、引用などを表す際に、通常よりも線幅が太い文字を用いることがあり、これをボールドという。欧文では水平方向に引き伸ばし、縦に近い傾きの線ほど太くなるようにするが、和文では縦横が均等に太くなるよう引き伸ばすことが多い。
コンピュータで用いられるフォントには、同じ書体でスタイルが異なる複数のフォントを一つのファミリーとして提供する場合がある。その中で、標準(regular)より線が太いものを “Arial Bold” のように、ファミリー名に続けて “bold” と装飾することがある。
boldよりさらに太いものは “black”、標準より細いものは “thin” や “light” などの装飾が用いられることが多い。このような形容詞などによる区別ではなく、線幅を「300」「500」「800」などの数値で表す場合もある。
HTML/CSSにおけるbold
HTMLではbタグ(bold element)が太字を指定する要素となっており、「<b>太字</b>」のように指定すると「太字」のように太字になる。HTML5では意味に基づく定義に変更され、bは文中での他との区別のために用いられることとなっている。
文書構造上の意味ではなく単に文字装飾として太字にしたい場合は、CSSの「font-weight」プロパティを「bold」に指定すべきであるとされる。強調を意味する要素には他にemタグやstrongタグ(強い強調)があり、bタグと同じように太字で表示される。
(2022.5.26更新)