ラック 【rack】

概要

ラック(rack)とは、棚、架、台、枠などの意味を持つ英単語。IT分野ではコンピュータを設置するための棚状の什器をラックという。

家庭などでパソコンを設置するための棚型の机を「パソコンラック」という。机と同じくらいの高さに最も大きな棚板があり、ここにキーボードディスプレイマウスなどを設置して、手前に椅子を置いて座って操作する。その上下にも小型の棚板があり、プリンタなど周辺機器や関連する機材や部品などを置くことができる。

サーバラック

企業などでサーバコンピュータを大量に設置する際には「サーバラック」が用いられる。コンピュータネットワーク機器、関連装置、配線などを収納するための専用の棚で、幅19インチ(約48cm)の「19インチラック」がよく用いられる。

幅19インチ、高さ1.75インチ(約44.5mm)の区画を「1U」(Unit)という単位で表す。ラック収納型(ラックマウント型)のIT機器はその整数倍(2段分なら2U、3段分なら3U)に収まるように設計される。サイズや形状などが標準化されているため、メーカーの違いに拠らず機器を設置できる。

(2023.8.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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