モバイルワーク 【mobile working】

概要

モバイルワーク(mobile working)とは、テレワークの形態の一つで、決められた事業所(オフィス)で勤務する従業員が外出先や移動中に働くこと。

会社員などがオフィス以外の場所から遠隔で働くことを「テレワーク」(telecommuting)あるいは「リモートワーク」(remote work)という。モバイルワークはこのうち、外出先の施設や取引先、交通機関など一時的に訪れた場所や移動中に働くことを指す。

オフィス以外で働く場合であっても、従業員の自宅で働く場合は「在宅勤務」、会社の用意した固定的な小規模拠点(サテライトオフィス)で働く場合は「サテライト勤務」などと呼び、モバイルワークとは区別される。

モバイルワークは自社施設外で業務をうため、ノートパソコンなど業務に必要な機材、スマートフォンモバイルルータなどの通信環境は自前で用意する必要がある。店舗や宿泊施設、交通機関などの場合には施設側が提供するWi-Fiスポットサービスなどを用いて通信することはある。

近年ではモバイルワークの普及に伴い、短時間だけ滞在できるシェアオフィスやコワーキングスペースなどの施設、あるいは駅や商業施設などでデスクや椅子、電源などを備え周囲から仕切られたワークスペースを貸し出すサービスなども広まっている。

(2024.6.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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