フロントエンドエンジニア 【front-end engineer】 フロントエンジニア / front engineer
概要
フロントエンドエンジニア(front-end engineer)とは、情報システムやWebサイトを開発する技術者のうち、利用者への表示や操作の受け付けを行う部分を担当する職種のこと。特に、WebサイトやWebサービスの開発で、Webブラウザ側に展開されるコードの開発を行うエンジニアのこと。HTMLやCSS、JavaScript、画像ファイルなどを組み合わせてWebアプリケーションのクライアント側を開発するエンジニアのことで、従来はHTMLコーダー、マークアップエンジニア、JavaScriptプログラマなどと呼ばれていた職種を包含する。
狭義にはJavaScriptによるクライアント側プログラムの開発者を指す場合もあり、その場合はHTMLやCSSなどによるマークアップやスタイル指定などはWebデザイナーやコーダーなどに任される。
また、文脈によってはフロントエンドエンジニアという個別の職種自体があるわけではなく、これらの職種の総称を意味することもある。また、企業によってはWebページのデザインや画像素材の作成などWebデザイナーとしての業務を含む場合もある。
一方、フロントエンドエンジニアと対比して、サーバ側プログラムやデータベースなど利用者が直接触れない部分を開発する技術者は「バックエンドエンジニア」(back-end engineer)と呼ばれる。PHPやASP、JSPのようにWebページの雛形に埋め込まれてサーバ側で実行されるプログラムはバックエンド側の担当とされることが多いが、Webページ生成のための処理であるためフロントエンド側とされることもある。
(2020.5.2更新)