デジタルコンテンツ 【digital content】
概要
デジタルコンテンツ(digital content)とは、文字や画像、図形、音声、映像などの視聴覚的な表現をデジタル形式で表現、記録したもの。ビデオゲームのように、それらを表示・再生したり閲覧者の操作に合わせて変化させたりするコンピュータプログラムなどを含む場合もある。「コンテンツ」(content)とは容器に入っている内容物などを意味する英単語で、ITの分野では情報メディア(媒体)を用いて記録・伝送される内容や、メディア機器やコンピュータで再生して閲覧することができる記録物などのことを指す。
コンピュータやデジタル機器はすべての情報を、2進数の「0」と「1」が並んだデジタルデータとして扱う。あらゆるコンテンツも一定の記録形式に従ってデジタルデータに変換されて記録されるため、これをデジタルコンテンツと呼んでいる。
デジタル化された情報はコンピュータで直に記録や処理ができ、加工や複製、伝送が容易で、記録媒体や伝送媒体の状態による劣化や変質が起きにくいという性質がある。同じ表現内容を記録したものでも、例えばアナログレコード盤に記録された音声信号はアナログコンテンツ、CDに記録された音声信号はデジタルコンテンツとなる。
具体的なデジタルコンテンツの例としては、CDに記録された音楽、DVDやBlu-ray Discに記録された映像、デジタル放送の番組、ネットワーク配信の音声や動画、Webサイト、ビデオゲーム、コンピュータグラフィックス(CG)、電子書籍、Webコミック、デジタル作画のイラストレーション、デジタル撮影あるいはコンピュータに取り込んだ写真などが挙げられる。
(2022.7.29更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
この記事を参照している文書など (外部サイト)
- 同志社大学 文化情報学部「e-ラーニング 講義資料」(PDFファイル)にて引用 (2009年4月)