スマートスピーカー【smart speaker】AIスピーカー/AI speaker
概要
マイクとスピーカーを備えた小型の筐体が一般的で、画面を持たない製品が多いが、液晶ディスプレイやカメラを搭載し映像表示やビデオ通話も行えるスマートディスプレイ型も存在する。
Wi-Fiを通じてインターネットに接続し、質問へのWeb検索結果やニュース、天気予報を読み上げたり、音楽ストリーミングサービスで楽曲を再生したりする。アカウントと連携すれば、メッセージの通知や読み上げ、予定の登録や変更、アラーム設定なども声だけで完結する。Wi-FiやBluetooth、Zigbeeなどの通信規格で照明やエアコンなどのスマートホーム機器と接続し、操作拠点として機能する製品も多い。
使い方
利用者は、アプリケーションの選択などを要する一般的なコンピュータ操作とは異なり、人に話しかけるのと同じ要領で指示や質問をするだけでよい。「24かける365は?」と尋ねれば「8760です」と答え、「明日の朝7時半にアラームをセットして」と指示すれば「明朝7時半にアラームをセットしました」と答える。
あらゆる音声を入力と認識すると人同士の会話にまで反応してしまい不都合が生じるため、あらかじめ定められたウェイクワードを冒頭に発話することで入力の受付状態へ移行する仕組みを備える製品が多く、Apple HomePodの「Hey Siri」(ヘイ、シリ)や、Google Homeの「OK Google」(オーケー、グーグル)などが知られている。
歴史と主な製品
2014年頃から大手IT企業が実用的な製品を投入し普及が始まった製品カテゴリーであり、米アマゾンドットコム(Amazon.com)社の「Amazon Echo」(アシスタント名はAlexa)、米グーグル(Google)社の「Google Home」(現Google Nest)、米アップル(Apple)社の「HomePod」(アシスタント名はSiri)が世界的に知られている。Amazon.comやGoogleはアシスタント機能を機器メーカー各社に提供しており、音響機器メーカーなどから対応製品が展開されてきた。
近年では大規模言語モデル(LLM)を応用した生成AIの導入により、従来の単純な命令処理から、文脈に応じた自然な会話や複数段階の指示への対応へと機能が拡張されている。Googleは2026年に「Gemini for Home」を搭載した新しいGoogle Homeスピーカーを発売し、Appleも「Apple Intelligence」を活用した新しいSiriを発表するなど、各社の製品進化が続いている。
