イシュー【issue】

イシューとは?

話題、議題、問題点、論点、関心事、公表する、刊行する、などの意味を持つ英単語。IT分野では、システム開発や運用などでチーム内で議論すべき課題や取り組むべき問題などをこのように呼ぶことが多い。
イシューのイメージ画像

「問題」という訳語が宛てられることが多く、“problem” (プロブレム)に近いが、problem が「何らかの支障や好ましくない事象を引き起こしている、解決すべき問題」を指す一方、“issue” は、より広く「議論の対象とすべき課題や事柄」というニュアンスで用いられる。

ソフトウェア開発では、バグ報告や機能改善の要望、仕様の検討事項を管理する単位として「イシュー」が使われる。課題管理システムでは一件ごとに番号が付与され、状態遷移やコメント履歴を通じて進捗が記録される。GitHubなどのシステムには、その名の通り「Issue」という専用機能があり、開発者はここに不具合や改善案を登録し、担当者を割り当て、進捗を追う。

課題管理システムのことを「ITS」(Issue Tracking System:イシュートラッキングシステム)と呼ぶこともある。プロジェクト管理や組織運営などに利用できる汎用的な管理システムで、イシューを一件ずつシステムに登録してメンバー間で議論や進捗確認ができる。多くのシステムでは日本語版における “isuue” の訳語として、慣用的に「チケット」を採用している。

ビジネス分野では、意思決定に先立って整理すべき問いのことをイシューと呼ぶことがある。市場参入の可否、コスト削減の方法、顧客満足度の低下要因などを個別のイシューとして切り出し、仮説やデータを用いて検証する。学術分野では、研究テーマの中で「検証すべき問い」を意味することが多く、社会科学では政策論争の「争点」という意味でも使われる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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