アウトライン 【outline】
概要
アウトライン(outline)とは、概要、概略、要点、輪郭、線画、外形などの意味を持つ英単語。外来語としても、本来の字義通り図形の輪郭を指す用法と、比喩的に概略や要点などを指す用法がある。図形の輪郭
画像処理の分野では図形を囲む輪郭線のことをアウトラインということが多い。特に、フォントやドローソフトで、輪郭線を複数の点の座標とそれらを結ぶ曲線のパラメータで表した、ベクタ形式のデータのことを意味することが多い。
そのような形式で表されたフォントデータのことを「アウトラインフォント」と言う。字形を点の集まりで表したビットマップフォントに比べ描画処理は複雑だが、どれだけ拡大や縮小、変形を行なっても画質が低下しないという特徴がある。
物事の概略
計画立案や文書作成などでは、これから作る文書や文章、計画などの構想や素案、大要などを簡潔にまとめたものをアウトラインということが多い。
分野や対象によって表現形式は様々だが、例えば文章を構成する章や節、項などを階層的に箇条書きしたものなどが該当する。文書作成ソフトなどにはアウトライン作成を補助する機能があることが多く、アウトライン作成・編集に特化した「アウトラインプロセッサ」(outliner)と呼ばれるソフトウェアもある。
(2020.3.29更新)