basenameコマンド

概要

basenameコマンドとは、UNIX系OSで標準的に用いられるコマンドの一つで、ファイルパス名(フルパス)からファイル名のみを取り出すもの。

書式は「basename パス 接尾辞」で、パスを指定すると先頭側のディレクトリ部分を削除して末尾にあるファイル名のみを取り出してくれる。接尾辞を指定すると末尾側にある任意の文字列も取り除いてくれる。

例えば、「basename /usr/home/john/myfile.txt」のように指定すると、ファイル名部分である「myfile.txt」という文字列を返す。接尾辞に「.txt」を指定すればこれも削除して「myfile」のみを返す。

これとは逆に、パスからファイル名部分を取り除いてディレクトリ部分のみを返すコマンドとして「dirname」が用意されている。「basename」は、いくつかのプログラミング言語パス名を渡すとファイル名を返す関数の名前としても用いられている。

(2023.7.16更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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