XJACK
概要
XJACKとは、PCカード型のLANカードやアナログモデムで、カードにケーブル端子を接続するための引き出し式のコネクタ。コネクタ部は薄い板状で穴が空いており、ケーブル側の端子を差し込んで固定することができる。コネクタ部は普段はカード内に収納されており、使用するときにコネクタを引き出して開口部に端子を上から差し込んで固定する。PCカードにケーブルを直接接続するため、PCカードとケーブルを繋ぐ専用の変換コネクタ(カプラ/ドングル)が必要ない。
1992年に当時のU.S.ロボティクス(U.S. Robotics)社傘下のメガヘルツ(Megahertz)部門が特許を取得した技術で、同社は後に米スリーコム(3com)社に買収され、3com社は米ヒューレット・パッカード(HP:Hewlett Packard)社に買収された。特許権は2012年で失効しており、現在は自由にこの機構を採用した製品を製造できる。
(2023.1.11更新)