ODM 【Original Design Manufacturer】 Original Design Manufacturing / 相手先ブランドによる設計・製造

概要

ODM(Original Design Manufacturer)とは、工業製品の受託生産をう事業者のうち、発注元企業のブランド名で販売される製品の企画や設計、製造までをうもの。また、そのような事業。

ODM生産の商品は原則として受注側が独自に企画や設計開発、デザインをい、販売元となる企業の発注を受けて生産、納品する。販売元は納品された商品を独自のブランドや製品名、型番などで自社商品として取り扱い、自らの営業・販売ルートで顧客へ販売する。販売後のサポート、アフターサービスなども販売元の責任でう。

ODM事業は受託生産専門の企業が、有力なブランドや販路を持つ業界大手や製品企画部門を持たない小売・流通専門の事業者を相手に展開することが多い。コンピュータや電子機器などの市場では、自らのブランドでも生産・販売している製品を(例えば他国市場向けに)そのまま他社ブランドで供給するといった形態も見られる。

OEMとの違い

似た事業形態に「OEM」(Original Equipment Manufacturer/Manufacturing)がある。これは企画や設計開発などを原則として発注側(販売元)でい、OEM事業者は生産のみを担当する。企画・開発と販売に特化したファブレス企業が製造に特化したファウンドリ企業に発注するような方式を指し、設計開発など製造よりも前(上流側)の工程を受託側が担うODMとは区別される。

(2024.2.6更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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