見読性 【visual readability】
概要
見読性(visual readability)とは、文書やデータの電子的な保存手段やシステムに求められる性質の一つで、容易に表示・印刷して肉眼で見ることができること。文脈により「可視性」「視認性」「可読性」とも呼ばれる。資料や証書などを紙の書類と同等に管理できるようにするために要請される性質で、正当な権限を持つ人物が簡単な操作や手続きにより、ディスプレイへの表示やプリンタでの印刷など、内容を目で見て確認できることを意味する。
電子文書の管理要件としては最も基本的なものの一つで、真正性や完全性、機密性、保存性、検索性など他の性質と共に求められることが多い。どのような要件と組み合わせるかは文書の種類や用途、規格によって異なる。
(2021.12.19更新)