ワイヤーハーネス 【wiring harness】 ケーブルハーネス / cable harness

概要

ワイヤーハーネス(wiring harness)とは、機械の内部の配線に使われるケーブルの一種で、通信や電力供給に用いるケーブルを複数本まとめて固定し、末端を多芯型のコネクタに接続したもの。複雑な製品ではこれをさらに複数まとめて固定したものもある。

被覆された電線や光ファイバーなどを複数まとめて一体化したもので、結束帯やビニールテープなどで固定されている。複数のケーブルを同時に用いて通信や電力供給をう機器などを結ぶのに利用され、複数のケーブルをいっぺんに接続できるコネクタが取り付けられている。

配線をワイヤーハーネスにまとめることで、ケーブルの保護や他の部品との干渉の防止、取り付けや交換作業の効率化や簡略化、配線のモジュール化による製造の分担や集中化などの効果が期待できる。

ワイヤーハーネスは自動車など複雑で部品点数の多い機械でよく用いられるが、コンピュータ内部の配線でも小規模なものが用いられることがある。

(2019.9.7更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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