ペンディング 【pending】
概要
ペンディング(pending)とは、保留の、未決定の、未解決の、未決着の、審理中の、懸案の、係属中の、宙ぶらりんの、などの意味を持つ英単語。外来語として、今は決定・開始せずに保留にする、先送りする、という意味合いで用いられる。意味的には単に保留や先送りの言い換えに過ぎないが、人によってはこれらの言葉の悪印象を和らげる意図を込めている場合もある。また、ペンディングという語自体が「先送り」同様の悪印象を持たれている業界もあり、その場合は「P」のような符牒で代用していることもある。
組織や文脈によっては保留以外の別の含意があることもあり、進行中の案件を中断して再開までそのままにする(「凍結」に近い)という意味や、事実上の廃止や廃案、終了、終結を遠回しに表している(「お流れ」に近い)場合などもある。
英語では同じ意味の “on hold” の方が自然な表現とされ、“pending” は誤りではないが使用頻度は低いようである。また、書き言葉では “TBD” (To Be Determined)もほぼ同義語としてよく使われる。
(2022.8.2更新)