プライオリティ【priority】

概要

プライオリティとは、優先順位、優先度、先行、優先、上位などの意味を持つ英単語。複数の物事を並列に扱う際のそれぞれが優先される度合いを意味することが多いが、優先される対象自体のことや、優先権や優先された状態そのものを指す用法もある。

処理の優先度

コンピュータオペレーティングシステム(OS)などでは、同時に複数のプログラムなどが実行されている時に、処理時間や処理能力を分配する優先順位のことをプライオリティということが多い。何段階で指定できるかなど詳細はシステムによって異なるが、高いプライオリティが与えられたプログラムは優先的に実行され、低いプライオリティのプログラムは上位のプログラムが使い残したCPUの空き時間などが与えられる。

通信の優先度

通信やネットワークの分野では、同時に複数の相手と通信したり、同時に複数の種類のデータを送受信しなければならないときに、どれを優先的に取り扱うかを表す優先度を表すことが多い。音声通話のようにリアルタイム性の高い用途には高いプライオリティが与えられて優先的に回線を通過することができ、ファイルダウンロードなど特に即時性は要求されない通信は回線の空き時間を利用して伝送される。

業務の優先度

プロジェクト管理などの現場では、業務の遂行順序や優先順位などを指してプライオリティと呼ぶ。限られた人員や時間の中で最大限の成果を出すために、各タスクに「高・中・低」などのラベルを設定し、組織全体の資源を最適に投入する。バグ修正システム開発の要望管理などにおいても、影響範囲や緊急性に基づいて、どの課題から優先的に取り組むかを判断する。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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