ハイエンドモデル【high-end model】フラグシップモデル/flagship model
ハイエンドモデルとは?
同じ製品カテゴリーや製品シリーズの中で最上位に位置する、機能・性能・容量などが最も高い製品のこと。価格も最も高く設定され、下位モデルには無い特殊な機能や特別な意匠で差別化される場合もある。対義語は「ローエンドモデル」で、両者の中間に位置する製品は「ミドルレンジモデル」という。

IT分野では、パソコン、スマートフォン、CPU、GPU、サーバなど幅広い製品カテゴリーでこの区分が用いられる。例えば、スマートフォンであれば、最新世代のSoC、最高性能カメラ、最新の高速通信規格対応、防水機能などを搭載した機種が該当する。個人向け製品の場合は上級者やプロ向け、あるいは業務用製品として位置づけられることが多い。
ハイエンドモデルには、最新技術や新機能が先行して搭載される傾向がある。高速ストレージ規格、高リフレッシュレート表示、AI処理専用回路といった技術は、まずハイエンドモデルに採用され、その後に普及価格帯へ徐々に展開される流れが一般的である。メーカーにとっては自社の技術力を示す象徴的な製品でもある。
量産される工業製品の特性として、ハイエンドモデルは製造時の歩留まりの悪さや研究開発費の回収などにより割高になりがちで、下位機種と比較すると価格性能比が低くなることが多い。一般的な用途では性能を十分に活用できない場合もあり、利用目的に対して過剰な構成になることもある。企業向け製品では、高性能に加えて長期保守や冗長化機能などを含めてハイエンドと位置づける場合もある。