スペック【spec】specification

概要

スペックとは、製品やサービス、施設などの設計や仕様、構成などのこと。また、対象の性能や機能、仕様、諸元などをまとめた表や文書などのこと。
スペックのイメージ画像

仕様(書)、明細(書)、諸元表、設計書、などの意味を持つ英単語である “specification” (スペシフィケーション)の略語である。「スペックが高い」「充実のスペック」「ハイスペック」というように、性能の高さや機能の豊富さなどの意味で用いられることもある。

メーカーなどが販売時に提示する工業製品の性能などは、特定の環境や使用状況で測られた値や理論上の最大値、規格上の既定値となることが多く、実際の利用時に必ずしも同じ性能を発揮できるとは限らない。このため、製品紹介パンフレットなどに掲載される性能を「カタログスペック」と呼ぶことがある。

また、用意された機器やシステムなどの性能や機能が、目的や用途に照らして過剰であることを「オーバースペック」というが、これは和製英語であり、英語では “overcapacity” (オーバーキャパシティ)や “overperformance” (オーバーパフォーマンス)などが近い意味になる。

人間のスペック

転じて、ある人の特徴や属性を表す要素の集合のことを、工業製品の仕様(表)になぞらえてスペックということがある。主にインターネット上のコミュニケーションで用いられる俗語(ネットスラング)だが、一般にも利用が広まっている。

特に、恋愛や結婚に関連した文脈で、外見や年齢、学歴、職業、収入、家族構成など、異性から見た魅力に影響すると一般的にみなされる諸属性やその高低を意味することが多い。収入や身長のように数値などで高低・優劣が客観的に確定できる属性のみを指す場合もある。こうした属性が優れていることを俗に「ハイスペ」、劣っていることを「ロースペ」という。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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