クラウドPBX 【cloud Private Branch Exchagne】

概要

クラウドPBX(cloud Private Branch Exchagne)とは、内線電話の交換装置(PBXPrivate Branch Exchange)をインターネット上のクラウドサービスとして提供するもの。

音声通話をデジタル化してコンピュータネットワーク上で伝送するIP電話の技術に基づいて提供されるサービスで、従来のIP-PBXの機能をネットサービスとしてインターネットを介して利用できるようにしたもの。

従来の内線電話やIP電話システムでは、利用する施設内に専用の交換装置(PBX)やサーバIP-PBX)を設置し、発呼の制御や公衆回線との中継などをう必要があった。クラウドPBXを利用する場合、施設側ではインターネット回線を用意するだけでよく、毎月決まった料金を支払うだけでPBX機能を利用することができる。

利用できる端末の種類やサービス品目、料金体系は事業者によって異なるが、スマートフォンIP電話機(SIP端末)、パソコンなどを使って、遠隔拠点間を含む内線通話や代表電話の転送などを実現できる。料金は初期費用と月々の基本料金に、端末の台数やアカウント数に応じた月額料金を加えた額とする方式が多い。

(2020.9.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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