オンラインゲーム 【online game】 ネットゲーム / net game

概要

オンラインゲーム(online game)とは、インターネットなどの通信ネットワークを介して複数の人が同時に参加してわれるコンピュータゲーム。一人で遊ぶモードと他の人と遊ぶモードが別に用意されているゲームと、複数人が参加する前提で作られているものがある。

遠隔地のコンピュータ同士を広域回線網を通じて相互に接続し、あるいは事業者の運営するサーバコンピュータに接続して、特定の相手や集団と、あるいは同じゲームで遊ぶ不特定多数の集団と遊ぶことができる。

ゲームのジャンルは様々で、複数人でパーティーを組んで協力して遊べるロールプレイングゲーム(RPG)や、多人数で徒党を組んで勢力争いをする戦略シミュレーションゲーム(SLG)、他のプレイヤーと対戦できるようにした格闘ゲームやレースゲーム、(一人称)シューティングゲームなどが人気である。また、プレイそのものは一人向けのゲームでも、得点などのランキングを集計・発表し、他のプレイヤーと競うようになっているものもある。

提供形態は通常のゲームソフトに準じ、パソコンや家庭用ゲーム機、スマートフォン向けのアプリとして提供されるものや、Webブラウザアクセスして表示・操作するWebアプリケーションの形になっているもの(Flashゲームやブラウザゲーム)がある。ゲームセンターなどに設置されたアーケードゲームの中にも、通信機能で他の店舗の機器と連動して遊べるものがある。

多人数参加型がまだ一般的ではなかった頃は、「パッケージ流通ではなくオンラインで(ダウンロードして)入手できるゲーム」をオンラインゲームと呼ぶ(「オンラインソフト」のオンラインと同じ用法)こともあったが、現在ではそのような用法は廃れている。

インターネットの普及以前から、数人のプレイヤーが同じ場所に集まり、通信ケーブルや構内ネットワークLAN)などを通じて機器同士を接続し、対戦・協力してプレイしたり、ゲーム内の要素を交換できるゲームは存在したが、通常、このようなローカル接続のものはオンラインゲームとは呼ばない。

(2022.6.29更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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