アトリビュート【attribute】attr属性

概要

アトリビュートとは、特性、特質、性質、~に要因を求める、~に帰する、などの意味を持つ英単語。ITの分野では対象の性質や設定などを示す付加情報などを指すことが多く、「属性」と訳される。
アトリビュートのイメージ画像

ソフトウェアやデータ管理などの文脈では “property” (プロパティ)も「属性」と訳される場合があり、アトリビュートとほとんど同義のように用いられるが、HTMLDOM操作のように両者に別々に意味が与えられて併用される場合もある。

用例

HTMLXMLなどのマークアップ言語では、要素の持つ付加的な情報をタグの中に埋め込んだものをアトリビュートという。これをJavaScriptオブジェクトの属性として表したものをプロパティという。

リレーショナルデータベースでは、一つの組(行)を構成する項目やその集合のことをアトリビュートという。同じアトリビュートの集合のことは「列」あるいは「カラム」(column)という場合もある。

ファイルシステムでは、個々のファイルフォルダ自体についての情報をアトリビュートという場合がある。Windowsなどでは特に、保管方式・状態を示す情報をアトリビュートと呼び「隠しファイル」「システムファイル」「読み取り専用」「圧縮ファイル」「暗号化ファイル」などの種別の識別に使う。

(2019.6.24更新)

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