iTunes
概要
音声や動画ファイルを独自のライブラリで整理・管理でき、再生リストによる連続再生やシャッフル再生に対応する。音楽CDからの楽曲取り込みやCDへの書き出し、ポッドキャストやインターネットラジオの受信なども行えた。
オンラインストアの「iTunes Store」と連携し、音楽や映画などのデジタルコンテンツを購入、ダウンロードする窓口としても機能した。iPhoneやiPad、iPod touchなどの携帯機器とパソコンを接続し、メディアファイルや連絡先、写真、設定情報の同期やバックアップ、復元を行うこともできた。アプリストア「App Store」に接続してiOS向けアプリを購入し、端末へ転送することも可能であった。
歴史
iTunesは2001年に登場した携帯音楽プレイヤー「iPod」の普及と共に、デジタル音楽市場の標準的な管理ソフトウェアとしての地位を確立した。CDなど物理メディアが中心だった音楽の楽しみ方をデータ管理や配信サービスへと移行させ、その後の音楽配信ビジネスやスマートフォンのエコシステムの土台を形成した点で、大きな影響を残したソフトウェアである。
廃止
同社は2019年、次期macOSとなる「macOS Catalina(10.15)」の発表にあわせてiTunesの廃止を明らかにし、Mac向けの機能は音楽を扱う「Apple Music」、映画やテレビ番組を扱う「Apple TV」、ポッドキャストを扱う「Apple Podcasts」に分割され、iOS機器との同期やバックアップはFinderが担うようになった。
Windows版のiTunesはこの変更の対象外であり、以降も配布が続けられている。もっとも、iPhoneやiPadの更新やバックアップ、復元、管理、同期については、同社が新たに提供する「Appleデバイス」アプリへの移行が案内されており、Windows向けにも「Apple Music」や「Apple TV」といった後継アプリが順次導入されている。2026年現在、Windows版iTunesはポッドキャストやオーディオブックの管理に用途を絞って提供が続いている。
関連用語
関連リンク (外部サイト)
本ページを参照・引用している文書・論文など (外部サイト)
- 経営情報学会「全国研究発表大会要旨集」収録論文 早稲田大学「ソフトウェア市場におけるplatform envelopmentの研究
」(PDFファイル)にて引用 (2011年12月)
