Elasticsearch

検索エンジンの中核部にオープンソースのApache Luceneを採用しており、大量の文書から高速に検索することができる。分散システムを前提に設計されており、複数のサーバを連携させることで大規模な検索システムを構築できる。マルチテナント型であるため、複数の利用主体が同一のシステム上で棲み分けて展開することができる。
データはJSON形式のドキュメントとして格納され、RESTful APIを通じて登録、更新、検索などの操作を行う。多様なプログラミング言語やシステムと連携しやすく、業務アプリケーションの検索基盤として組み込まれる例が多い。インデックス(索引)は複数の断片(シャード)に分割され、複数ノードに分散配置することができ、ノードを追加することで処理能力を拡張できる。
オランダのエラスティック(Elastic)社が開発しており、ソフトウェア本体はApacheライセンスおよび同社独自のElasticライセンスに基づいてオープンソースとして公開されているが、同社では企業向けの製品版「Elastic Enterprise Search」(Elasticエンタープライズサーチ)も販売している。
米アマゾンドットコム(Amazon.com)社のクラウドサービスAmazon Web Servicesではサービス品目の一つとしてElasticsearchを同社データセンター上のサーバに展開して利用することができる「Amazon Elasticsearch Service」を提供していたが、Elastic社がこれをオープンソースソフトウェアに対する「ただ乗り」であるとして商用クラウド利用を拒否するライセンスに変更した。Amazon.com社はElasticsearchの旧バージョンから分岐(フォーク)した「OpenSearch」を開発し、クラウドサービスを「Amazon OpenSearch Service」に変更した。