100% Pure Java
概要
100% Pure Javaとは、Java言語で開発されたプログラムが、特定のOSや開発環境に依存した機能を使用せず、標準仕様やAPIだけで構成されていること。また、1990年代にJava開発元のサン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)社(当時、現Oracle社)が運営していたそのようなJavaプログラムの認定制度。JavaにはOS固有の機能を呼び出したり、処理系の開発元が追加した独自の拡張仕様などがあるが、100% Pure Javaではそれらを使用せず、標準として定義されている範囲の仕様のみを用いて開発されている。実行時にOSや機種を識別してそれぞれに対応する部分を実行するといった使い分けも禁止される。
これにより、Java標準を忠実に実装した実行環境ならばどこでも同じように動作することが期待される。ただし、画面表示に関連する機能などは同じコードでも実行環境ごとに微妙な振る舞いの違いが見られるため、寸分違わずまったく同じ挙動を示すことが保証されるわけではない。
(2018.4.17更新)