初期設定 【initial settings】 initial configuration
電子機器やソフトウェアは使用を開始するにあたって様々な構成要素の動作設定や属性値などを指定する必要がある。すべての値を利用者が個別に入力するのは困難なため、典型的な利用状況に適した値が開発時や製造時に組み込まれることが多い。
このような予め指定済みの設定のことを初期設定と呼ぶことがある。工場出荷時設定、デフォルト設定などとも呼ばれる。環境ごとに異なるため予め組み込むことができない値(ネットワークの接続先など)や、利用環境に適合しない値については利用開始時に利用者が指定あるいは変更する必要がある。
また、利用開始時に利用者が行う設定値の入力などを指して初期設定ということもある。ソフトウェアやサービスなどで、利用環境や利用方法の選択が必要な場合や、利用者についての情報が必要な場合などに必要となる。すでに稼働しているシステムに対する操作だけでなく、機器の準備やソフトウェアの導入(セットアップやインストール)などを含む場合がある。
(2022.6.9更新)