ブラッシュアップ 【brush up】
概要
ブラッシュアップ(brush up)とは、復習(する)、学び直し、磨き直し、身繕い(する)、練り上げる、洗練させる、などの意味を持つ英語表現。日本語では「より良くする」「磨きをかける」といった意味の外来語として用いられることが多い。制作物やアイデアなどについて、すでに存在するものや一旦完成したものを、より良くするために手直ししたり、内容を洗練、詳細化させる、という意味で用いられることが多い。「この資料のこの部分をもう少しブラッシュアップしよう」「そのアイデアをブラッシュアップして企画書にまとめておいて」というように用いる。
また、人の知識や技能、能力について、すでに一定水準に達している、あるいは何らかの認定を受けた人が、その水準を維持したり、更に向上させたり、知識を最新のものに更新するために、追加的に学習や訓練などを行うことをブラッシュアップということもある。「ブラッシュアップ講習」などという場合はこの意味になる。
なお、英語の “brush up” は一度習得したが忘れかけていた知識、失われかけた技能などを磨き直す、取り戻すといったニュアンスが強い。外来語のブラッシュアップの意味に近いのは “refine” (リファイン)などの表現とされる。英語では「身なりを整える」といった意味もあるが、日本語の外来語としてこの意味で用いることはほとんどない。
(2024.1.9更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
この記事を参照している文書など (外部サイト)
- 経済産業省 中国経済産業局「平成29年度中国地域の中堅・中小企業におけるIoT導入促進調査 報告書」(PDFファイル)にて引用 (2008年2月)