エッジコネクタ 【edge connector】 カードエッジコネクタ / card edge connector
電子基板同士を接続するために用いられることが多いコネクタ形状で、基板の端がそのまま金属端子の列になっているものである。より大きな電子基板に設けられた受け口(カードスロット/エッジソケット)に差し込んで固定する。
構造が単純で低コストで製造でき、耐久性が高く、ケーブル接続などに比べ多数の金属接点を用意できる。エッジコネクタで差し込んだ基板は受け側の基板に対して直立するため、薄型筐体の機器などの場合は空間的の制約から適さない場合もある。
据置型パソコンなどのマザーボードに接続するメモリモジュールや拡張カードの接続端子として広く用いられている。ファミリーコンピュータなどの初期の家庭用ゲーム機ではゲームソフトがプラスチック製のカセットに封入した電子基板上のROMチップに記録されており、カセット下部から露出したエッジコネクタを本体の専用スロットに差し込んで使用した。
(2024.9.2更新)