読み方 : オーエーきき

OA機器【office equipment】

概要

OA機器とは、オフィスの事務作業や情報処理を効率化・自動化するために用いられる業務用の電子機器の総称。コピー機やファクシミリ(FAX)、シュレッダー、プリンタ、複合機、ビジネスフォンなどが該当し、広い意味ではパソコンやサーバなどの情報機器を含める場合もある。
OA機器のイメージ画像

主な役割は、書類や情報の作成、記録、複製、伝達、保管、破棄といった作業の支援にある。書類の複製にはコピー機、受発注や問い合わせの連絡にはファクシミリやビジネスフォン、機密文書の廃棄にはシュレッダーが用いられるなど、業務の種類ごとに対応する機器が導入されてきた。

「OA機器」という呼び方は、1970年代後半に広まった「オフィスオートメーション」(OA:Office Automation)の考え方とともに定着した。これは、定型的な事務作業をコンピュータや各種機器の導入によって自動化、省力化、効率化する取り組みで、1980年代にはファクシミリや複写機、オフィスコンピュータ、ワードプロセッサ専用機などの導入が進み、普及を後押しした。

1990年代以降はパソコンやLAN、インターネットの普及により、事務機器とコンピュータ、通信技術の結び付きが強まった。複写機やプリンタ、ファクシミリを一体化した複合機(MFP:Multifunction Peripheral)も広まり、紙の文書を扱う機器から、電子データの入出力や共有を担う機器へと用途が広がっていった。パソコンやオフィスコンピュータ、サーバ、プロジェクタなどのIT機器については、文脈により、OA機器の一部として扱う場合と、情報システムの構成要素として区別する場合とがある。

一方、現在は「OA」という言葉自体、かつてほど一般的には使われていない。パソコンやネットワークによる事務処理の効率化が一般化し、こうした取り組みは「IT化」や「デジタル化」と呼ばれることが多くなっている。OA機器も、厳密な技術分類というよりは、オフィスで使用する複写機やプリンタ、電話機などの事務用機器を指す一般的な呼称として使われる場合が多い。

(2026.9.16更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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